コロナ時代の転職騒動(2)

50代後半、しかもコロナ時代に、無謀にも転職活動をする羽目になった中年サラリーマンの活動報告です。

(1)転職することになったきっかけ

 

50代(40代後半?)から仕事にマンネリ感が出てきた。どんな仕事も既視感があり、従来の経験や発想で対応する自分がいることに気づく。周囲も「うるさいおじさん」ということもあるのだろう、自分の意見に反対する勇気ある若者はドライな世の中なかなかいない。かといって、自分の思い通りに仕事が進んでいくことは多くない。要はいよいよ自分は腫れものに近い「窓際」になったんだろう。

 

会社も会社で、65歳まで雇用というのは建前で、60歳以降は東京都の法定賃金でしかも1年更新しか認めないという。残ったとしてもパートみたいな仕事しか与えられないだろう。自分としては、65歳の年金が出るまでは、普通にお仕事をしていたいという気持ちもある。

 

ここ数年、惰性(先送り)で60歳まで今の会社でずるずる仕事を続けるか、それとも体も頭も動いている50中盤に次のステップを考えるかここ数年悩み続けていた。30代40代で転職活動は経験しているし、自分の実力や人脈の少なさからも、転職活動の困難さは十分理解しているつもりであるが、一方で周囲の同期や先輩も、昨年(2019)までは華麗に転職を成功させている話もちらほら耳にする。

 

というような状況で、いきなり1月下旬に上司から電話が来て、「早期退職プログラムが出る。会社としてはやめてほしいわけではないが、隠しておくこともできないので、一応お知らせしておきます。」ということであった。とりあえず考えておきます。という回答をしておいた。

 

2月中旬になると、再度、「3月末が期限なのでどうしますか?」と電話あり。退職の条件(退職金の上積み)は少しは頑張れるとのこと。冗談含みで「倍ぐらいくれないかな?それなら考える」と伝えたところ、上司は「うーん、人事と相談してみる」とのこと。

 

3月上旬になると、「本社や人事も説き伏せた。希望条件は提供できそう。時期も3月末でなくて数ヶ月ずらすこともOK」と上司から電話あり。どうやら、コロナの影響で、早期退職プログラムの応募が少なく、リストラ達成ためにかなり焦っているようだ。なんだか話が変わって、最初の「一応のお知らせ」から「積極的な勧誘」、いわいる首切り「ターゲット」に変わってきた。

 

会話の後、やはりそんな評価しかされていないのなら「この会社辞めてしまおう」という気持ちと、「コロナで先が見えないので危険」という気持ちが、自分の中で悶々としてくる。

 

週末考えに考えて、一度切りの人生、あえてリスクを選択し、最悪プログラムの割り増し分でコロナの状況(数ヶ月!と思っていた)が治るまで状況を待つ作戦でいこう、と今から思えば呑気な判断をしてしまう。同僚も大量に辞めるらしい。という情報にも背中を押された。

 

受諾のサイン後(3月中旬)、転職活動を本格化するも、この判断は大きな間違いかもしれないと、遅まきながら気づくことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ時代の転職騒動

50代後半、しかもコロナ時代に、無謀にも転職活動をする羽目になった中年サラリーマンの活動報告です。

(1)転職することになったきっかけ

(2)転職活動(1ヶ月目)

(3)転職活動(2ヶ月目)

(4)転職活動(3ヶ月目)

(5)Linkedin

(6)転職エージェント

(7)日々の過ごし方

など、記載したいと思います。