コロナ時代の転職騒動(4)

(3) 就職活動 (2ヶ月目)

いよいよ今月で戸籍上も会社を退職することになるので焦りだす。

 

当初はLinkedinでの直接応募や外資系Agentの紹介に期待していたが、

・コロナの影響で求人そのものが凍結している。

・求人のJDと自分のレジメがマッチングしない。

ということで、、上記は継続しつつも、幅を広げるためにも日本企業のAgentにいくつか登録してみることにする。

 

幾つかある中で、

リクルート

パソナ

・パーソルキャリア(これはLinkedinで巡りあった。バイリンガルが得意らしい)

・転機

に登録してみることにした。

 

登録段階で苦労することは、各社の提出資料(履歴書、職務経歴書、キャリアシートなど)のフォーマット違うこと、写真の準備、履歴書の空白期間をなくすなど、内容の吟味の前に各社お作法がたくさんあり、結構この作業はめげる。

 

頑張って登録すると、一応窓口担当者がアサインされ、30分程度、書類の確認、状況、やりたい仕事、期待給与、など中心にヒアリングかねたWEB会議で行う。彼らは実案件担当というよりも、登録者向けの窓口なので詳しい応募企業の事情などはあまり理解していない場合が多い。

 

話を聞くと、やはり、既存案件は見合わせが多いとのこと。各社コロナで様子を見ているらしい。また新規応募案件も極端に少ない非常事態とのこと。特に自分の場合は、年齢がネックだそうで、やはり国内Agentの取り扱いは日本企業案件が多いためか、応募は無理とは言わないが、書類通過の可能性もかなり低いので、熟考しているよりも少しでも気に留めたものはどんどん応募してみるのがいいとのこと。中には瓢箪から駒というものもあるらしい。各社のDBを見てみたが、聞いたことのない会社、聞いたことのある会社でも若手しか採用しそうにないJDが並んでおり、給与レンジも驚くほど低いものが多い。これじゃあ、正直黒猫のドライバーやタクシー運転手の方が気楽でいいのかもという感じのものが多い。

 

実際このルート、リクルートパソナの大手は、50社以上に応募してみても、「経験スキル合わない」「組織バランス」といった理由で書類選考さえ辿りつかない状態である。毎日数件「結果連絡(残念なお知らせ)」というメールが届き、だんだん鬱気味になってくる。

 

ただし大手とは違い、パーソルキャリアは担当窓口が案件担当者であること、転機は経営者に直接コンタクトしてくれて面談をセットするもので、より具体的な案件紹介や社長との面談をセットしてもらった。やはり幅広い情報収集が必要である。

(緊急事態の中、三密覚悟で社長面談のためオフィス訪問は正直かなり辛かった。結果は、もちろん、来て欲しいのだけど、今コロナでお願いしたい仕事の先が見えないし、高い給料も出せないから、というお断りであった。)

 

外資系及び国内Agent活用作戦が立ち上がったので、今度は直接応募作戦で意中の会社を見つけ、知り合いに頼み込んで書類選考にたどり着いたものが一つ出てきた。今やっている仕事の経験を生かせるし、外資系なので年齢も関係ない、ということで、自分の中では、ここで決めたいな、という思いが募る。しかしこの会社、一次面接、複数の二次面接があり、私の場合はいきなり、一次面接でUSとの面談となり、1週間程度面接準備(ほぼ暗記)をして臨むも、見事に玉砕となってしまった。その後、この会社には再度別のポジションでトライするも、同じように一次面接で玉砕となった。原因が分からなだけに反省のしようもない。英語力か?経験か?はたまた相性?まあ悩んでいてもしょうがない。縁がなかったということで次にいくしかない、とAgentの担当者からも言われてしまう。

 

こんなことをしているうちに、あっという間に、退職日が襲ってきてしまうことになる。周囲は、「次どこ?」「もう決まった?」なんて言ってくるけど、これが結構追い討ちをかけるように心に響く。